大相撲の不祥事で「呼び出し」背中広告ゼロ

[ 2010年7月6日 22:11 ]

 大相撲名古屋場所(11日初日・愛知県体育館)で力士名を読み上げる「呼び出し」の背中に名前を入れるスポンサーがすべて撤退し、異例の無地の着物になることが6日、関係者の話で分かった。

 相撲協会広報部によれば、戦後間もない1949年に初めて呼び出しの着物にスポンサー名が入り、それ以来、着物広告は絶えていなかったという。賭博問題によるイメージダウンの影響が如実に出た形。
 関係者によると、着物広告を出していた7社のうち「紀文」や「朝日生命」など6社が既に中止を申し入れていた。残りの1社だった「スギヨ」も6日、取りやめを決定した。9月の秋場所については7社とも未定。
 関係者は「賭博問題に対する相撲協会の対応の遅さに、スポンサー側は相当、不満を募らせていた」と説明した。

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2010年7月6日のニュース