“賭博の温床”巡業支度部屋を徹底監視へ

[ 2010年7月6日 06:00 ]

 日本相撲協会の巡業部は5日に愛知県体育館で臨時会議を開き、巡業会場の支度部屋を徹底チェックすることを決めた。

 これまで巡業の支度部屋では力士らが花札やトランプに興じている姿がよく見られたが、協会も放置したため賭博関与力士が大量に出た今回の事態を招いた。放駒巡業部長(元大関・魁傑)は花札やトランプなどを禁止する意向を明言。担当親方が支度部屋を巡回する案も出ているという。夏巡業初日の8月6日(南魚沼市)に全力士を集めて訓示するという同部長は「こういう問題が起きた後に、まさか(賭け事を)やる人間などいないだろう」とクギを刺した。
 夏巡業は8月12日の青森場所が中止となったが他の会場は現時点で行われる予定。また、名古屋場所を謹慎する力士が夏巡業に参加することも決まり、各主催者に担当親方が謝罪を兼ねて連絡することになった。

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2010年7月6日のニュース