モンゴル、生中継中止で…「残念」「関心ない」

[ 2010年7月6日 19:54 ]

 大相撲の野球賭博問題で、NHKが6日、名古屋場所の生中継取りやめを発表したことについて、出身力士が活躍するモンゴルでは残念がる声が聞かれる一方、元横綱朝青龍関の引退後は「大相撲に興味はない」と冷めた見方も目立った。

 モンゴルのテレビ局は毎場所、NHKの映像をモンゴル語の音声解説付きで生中継してきた。横綱白鵬関の父、ムンフバトさんは「大相撲はモンゴル全土で人気のあるスポーツ。(生中継)中止は非常に残念だ」と漏らした。
 一方、朝青龍関の引退後は大相撲をテレビで見なくなったという人も多い。男性ビジネスマンのダンパさん(41)は「朝青龍関の引退後、多くの人が大相撲への関心を失ったのではないか。生中継を中止しても影響はないと思う」と話した。
 また遊牧民の男性(59)は「(賭博に関与した)日本人力士が(謹慎処分で)出場できなくなり、外国人力士はみんな出場する。生中継の中止は、外国人力士の活躍が目立つのが嫌だからではないか」といぶかった。

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2010年7月6日のニュース