藍 海外メジャー初制覇へ我慢のゴルフ

[ 2010年6月25日 06:00 ]

第1ラウンド、1番でティーショットを放つ宮里藍

 USLPGAツアーの全米女子プロ選手権第1日は24日、ニューヨーク州ピッツフォードのローカストヒルCC(6506ヤード、パー72)で行われ、海外メジャー初制覇を狙う宮里藍(25=サントリー)が第1ラウンドは1バーディー、5ボギーの4オーバーでホールアウトした。

 1番からパーを続けていたが、5番パー3でつまずいた。第1打を砲台グリーンの奧にこぼすと、深いラフにつかまり第2打もグリーンに乗せられなかった。第3打のアプローチはピンを4メートルもオーバー。どうにかパットを沈めてボギーとしたが、7番パー3でも左のバンカーに入れ再びボギーを叩いた。

 今季4勝を挙げ、世界ランク1位で迎える今回の注目度はこれまで以上だった。大会前、コーチのピア・ニールソン氏はUSAトゥデー紙の取材に対し「彼女は自分のゴルフを貫くだけの技術を磨いてきた。自分のゴルフを、これほどうまく出せるのはアニカ(ソレンスタム)以来」と絶賛。宮里は過去8度の賞金女王と同等の評価を受けた。だが、この日は強風の影響もありショットの精度がいまひとつで、ハーフでパーオンしたのは3ホールのみ。「目の前の一打に集中」のスタイルは崩さなかったが、我慢のゴルフを強いられた。

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