「遼くんの先輩」脱却へ 薗田が快進撃

[ 2010年6月25日 19:53 ]

第2日、通算9アンダーで単独首位の薗田峻輔=兵庫県よみうりCC

 【ミズノ・オープン第2日】東京・杉並学院高で石川の2年先輩だった薗田が、ルーキーイヤーの今季初めて首位に立った。

 快進撃開始はパー5の2番だ。残り260ヤードの第2打を3番ウッドで乗せ、10メートルから2パット。「ほとんどフェアウエーをキープした」と胸を張る好調のドライバーを武器にバーディーを重ね、最終18番(パー5)も2オンから七つ目のバーディー奪取で締めた。
 今季開幕から2戦連続で予選落ちし「ドライバーの正確さが必要と身に染みた」。それ以来、8割の力でフェアウエーキープを心掛けている。それでも飛距離は約290ヤードというのだから、魅力十分だ。
 昨年の予選会22位の資格でツアーに出場しているが「あの場にはもう戻りたくない」と、新人での優勝もしっかり視野に入れつつ、賞金シード権の獲得を最低限の目標に掲げている。
 首位で迎える大会後半へ「緊張はすると思うけど、それを楽しめれば」と抱負を話す。課題に挙げた平常心を貫けば、枕ことばの「遼の先輩」は使われなくなるかもしれない。

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2010年6月25日のニュース