世界トップを肌で知った奈良「来年こそは…」

[ 2010年6月25日 09:32 ]

女子シングルス2回戦で、李娜に敗れた奈良くるみ

 【テニス・ウィンブルドン選手権】奈良は初めてのウィンブルドンで、初勝利という喜びも、完敗という挫折も味わった。

 第9シードの李娜にストレート負けを喫した18歳は「自分が優勢になっている時も1球で不利な体勢に持っていかれる。相手の懐の深さを感じた」と、世界トップのテニスを肌で知った。

 第1セットの終盤には左脚付け根の治療を受けた。予選から5試合目となり、疲労も重なっていた。

 だが持ち味の速さと負けん気の強さは発揮した。第2セットの3―5で迎えた第9ゲームは4度のジュースを経て、サービスゲームを死守。「スピードではついていけた部分もあると思う。来年はトップの選手にも勝てるように実力をつけたい」と、さらなる飛躍を誓った。(共同)

続きを表示

2010年6月25日のニュース