今季で引退の元木がオールスターMVP

[ 2010年3月8日 06:00 ]

試合を終えて握手を交わす、現役を引退する神戸製鋼の元木(左)とリコーの田沼

 ラグビー・トップリーグのオールスターゲームが福岡・レベスタで行われ、今季奇数順位チーム選抜のオレンジが45―40で偶数順位のグリーンに勝った。

 オレンジは今季限りで引退する元日本代表CTB元木由記雄(38=神戸製鋼)が後半11分から途中出場。先発したCTB大西(近鉄)の配慮で親しんだ背番号12を着用し、40―40で迎えた同38分、SO重光(同)のキックをインゴールで押さえる決勝トライを挙げてMVPに選ばれた。ガッツポーズを見せた元木は「トライすることが珍しいから。出来過ぎの感があるんですが、みんながサポートしてくれたおかげ」と笑顔。試合後は両軍メンバーの手で胴上げされた。

 ≪田沼 元木は「持ってるなあ」≫元木と同じく今季で引退する元日本代表ロック田沼(リコー)は80分間フル出場。MVPの元木を「やっぱりラグビーに関して“持ってる”なあ」とうらやましがった。今後は本社の企業スポーツ推進部に異動し、ラグビーにも携わるという。セレモニーでは「これからも日本のラグビーをお願いします」とファンに呼びかけた。

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2010年3月8日のニュース