アン・ソンジュ史上初のツアーデビュー戦V

[ 2010年3月8日 06:00 ]

<ダイキンオーキッドレディース最終日>表彰式のスピーチを終え舌を出すアン・ソンジュ

 【ダイキン・オーキッド・レディース最終日】また韓国から凄い選手がやってきた。雨と不規則な風に誰もが苦しむ中、首位発進のアン・ソンジュが5バーディー、ノーボギーの67で5打差ぶっちぎり。史上初のツアーデビュー戦優勝(招待選手を除く)を飾った。

 「ルーキーで、宮里プロ、上田プロがいる中で優勝したことを、とてもうれしく思います」
 米ツアーで活躍する申ジエの姉貴分。ドライバーの平均飛距離が260ヤードの飛ばし屋で既に韓国で7勝を挙げている。昨年の最終予選会2位で日本ツアー出場権を獲得。その後、大好きな肉を断って10キロの減量に成功。現在の体重は「ヒミツ」というが飛距離だけでなく100ヤード以内のショットも抜群の精度を誇る。
 日本でのマネジメントを託している韓国出身の先輩プロ金愛淑に、今季開幕前に「1勝したら(石川)遼くんに会わせて」とお願いしていた。これを伝え聞いた石川は「僕もお会いしたいですね」。こちらの夢ももうすぐかないそうだ。

 ◆アン・ソンジュ 1987年8月31日、韓国・京畿道生まれ。小6からゴルフを始め、アマ時代はナショナルチームで活躍。05年にプロ転向し、07年韓国女子オープンで優勝。07、09年と韓国ツアーの賞金ランク3位に輝く。昨年の最終予選会で2位となり、日本ツアー出場権を獲得。1メートル60、体重はLPGA公式ガイドによると68キロ。

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2010年3月8日のニュース