すべて秒殺!吉田、骨折してても強過ぎるV8

[ 2009年12月24日 06:00 ]

女子55キロ級で優勝した吉田は朝青龍から祝福される

 【レスリング全日本選手権・女子55キロ級】47秒、44秒、そして58秒。すべてフォールの3試合で、合わせて3分も戦わずに8連覇を達成した吉田沙保里は「万全ではなかったけど(フォールを)狙うところは狙っていこうと思っていた」と平然とした表情で振り返った。

 先月末に痛めた右手首は、今月に入って「ローリングをしていてパチッと音がした」。診断は疲労骨折だった。周囲からは欠場も勧められたが「左腕だけで戦う」と、本人の決意は固かった。「今もマットに手をつくと痛い」状態だったが、心配されたシーンは皆無だった。
 表彰式前には親交のある横綱・朝青龍から花束を贈られ、照れくさそうな表情を浮かべた。会場の観衆には「1日早いですけど、メリークリスマス!!」と手を振って応え、そして「一年一年負けずに頑張りたい」と不敗継続を約束した。

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2009年12月24日のニュース