進化したイケシオ!22分料理で国内初戦○

[ 2009年9月10日 06:00 ]

男子選手のシャトルを打ち返す潮田玲子(左)。右は池田信太郎

 バドミントン全日本社会人選手権第3日は9日、千葉県総合SC体育館などで行われ、ペア結成後初の国内大会出場となった混合ダブルスの「イケシオ」こと池田信太郎(28=日本ユニシス)潮田玲子(25=三洋電機)組は、初戦の4回戦で佐藤伴哉(27=鳥取県教委)山本奈津子(26=三洋CE)組にわずか22分でストレート勝ち。ベスト16となる5回戦へ進んだ。10日の5回戦に勝てば、12月の全日本総合選手権の本戦出場が決まる。

 前陣の潮田が次々と絶妙なショットを決め、後陣からは池田が強烈なスマッシュ。ストレートでも30分以上かかるはずが、国内デビュー戦の「イケシオ」は格下を22分で料理。第1ゲームで8連続を含む13点を挙げた潮田は「思い切ってプレーできた」と笑顔で、池田は「練習通りにできて今のところ満足している」とホッとした表情を見せた。
 潮田が昨季限りで小椋久美子との「オグシオ」を解散し、池田との混合ダブルスに転向。だが、海外3大会では3戦3敗(予選除く)と結果が出ていなかった。先月末、日本代表の朴柱奉ヘッドコーチから「混合ダブルスのイメージが足りていない」と怒られ、2人は先月の世界選手権決勝のDVDを見て混合ダブルスの動きを研究した。
 さらに、先月限りで池田が坂本修一との男子ダブルスペアを解散して混合に専念。「とにかく足を動かして一辺倒の動きをしないこと」(池田)を意識し、この日は「自分たちのやりたいようにやれた」(潮田)と成長を実感した。10日の5回戦に勝てば全日本総合選手権の出場権を獲得するが、潮田は「もちろん優勝しか見てない」と力強く宣言した。

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2009年9月10日のニュース