負けるな1差!片山自賛「素晴らしい」

[ 2008年11月14日 06:00 ]

石川遼に1打差の2位と好スタートを切った片山晋呉

 【スポニチ後援・三井住友VISA太平洋マスターズ第1日】賞金王争いの先頭を走る片山晋呉は1打差の2位と好スタートを切った。約500万円差で賞金ランク2位に迫る矢野が47位と出遅れたのとは対照的に、「悪いところが見つからない。素晴らしくいいラウンドですよ」と満足げに振り返った。

 前半は2バーディー、2ボギーと一進一退の内容だったが、後半アウトで1イーグル、3バーディーの31と爆発。6番パー5では、ラフから43ヤードの3打目を直接決めてイーグルを奪い、最終ホールもバーディーで締めくくった。
 今週は1Wのヘッドを丸形から四角に替え、シャフトもヘッドが走ってドローボールが打ちやすいものに変更した。「ドローが必要なホールがけっこうあるので、ちょっとドローが出やすいドライバーにした」という作戦が奏功し、フェアウエーを外したのは3ホールだけとティーショットも安定していた。
 今大会は過去8度の出場で何度もトップ10に食い込んでいるが、06年の3位が最高で優勝には手が届いていない。前週の試合後から「来週は勝ちたい」と話していたように大会初勝利に懸ける思いは強い。「圧倒的な努力をしてますから、圧倒的な結果を残して勝ちたい」と話す笑顔の裏に勝利への執念を強くにじませた。

続きを表示

2008年11月14日のニュース