クルム伊達22歳差対決勝った!4強!

[ 2008年11月14日 06:00 ]

親子に見えちゃう?クルム伊達公子(左)と奈良くるみ

 テニスの全日本選手権第5日は13日、有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス準々決勝で38歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)と2連覇を狙う第1シードの中村藍子(ニッケ)が勝ち、準決勝で顔を合わせることになった。2連覇した1992年以来16年ぶりに出場のクルム伊達は16歳の奈良くるみ(大阪・大産大付高)を7―5、6―2で破った。男子シングルス3回戦ではインターハイ覇者の守屋宏紀(荏原SSC)が勝ち、高校生で8年ぶりの8強入り。第1シードの添田豪(ミキプルーン)も勝ち上がった。

 ≪まるで「親子にしか見えない」≫日本のジュニアのトップ選手で22歳下の奈良をほんろうし、クルム伊達がベスト4に進出した。「(並んで)写真を撮ると親子にしか見えない」と笑うが「試合に入れば、相手が16歳ということは考えない」という巧みな試合運びを見せた。ベテランは第1セットは要所を締めて7―5で先取。第2セットは第4ゲームでブレークに成功すると、その後は気落ちした奈良を速いテンポのストロークで左右に振り、強打を封じた。奈良は「あまりやったことのないテンポ。自分のテニスをさせてもらえなかった」と完敗を認めた。伊達は「テニスは心技体。若さだけでは戦えない」とさらり。自信を深めて、次は昨年優勝の中村に挑む。

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2008年11月14日のニュース