真央ちゃん“Wトリプルアクセル”準備中

[ 2008年11月14日 06:00 ]

フランス杯の公式練習で調整する浅田真央

 フィギュアスケートのGPシリーズ第4戦、フランス杯は14日(日本時間同日夜)、パリで開幕する。昨季の世界選手権女王で、今大会が今季初戦となる浅田真央(18=中京大中京高)は12日にパリ入りし、13日は公式練習で調整。GP通算6勝目に向け14日のショートプログラム(SP)に臨む。男子は第1戦のスケートアメリカでGP初優勝した小塚崇彦(19=トヨタ自動車)が出場する。

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 注目の今季の初戦を前に、浅田は「心の準備はできている。今できることをしっかりやりたい」と話した。今季から師事するタチアナ・タラソワ・コーチとともに約1週間、モスクワで調整してからパリ入り。3月の世界選手権以来と、試合間隔が空いたが「あまり関係ない。その分ゆっくりと練習できたので良かった」と意気込んだ。
 04年トリノ五輪金メダルの荒川静香らも師事した世界的コーチ、タラソワ氏の指導で「前にはないような、パワフルな滑り」を目指してきた。今大会は「(調整が)間に合っていないので」回避する方向だが、フリーで2度のトリプルアクセル(3回転半)を跳ぶ、女子では驚異的なプログラムに取り組んでいる。
 2010年バンクーバー五輪の最大のライバルキム・ヨナ(18=韓国)は、スケートアメリカ、中国杯とすでにGP2戦を高得点で連勝し、12月のファイナル(高陽=韓国)進出を決めた。「自分もいい結果を残したいが、まずはこの試合に集中する」。過去2度優勝しているフランス杯でGP通算6勝目を狙う。

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2008年11月14日のニュース