長島 開幕2連勝へ自身満々

[ 2008年11月14日 06:00 ]

 スピードスケートのワールドカップ・ヘーレンフェーン(オランダ)大会は14日に開幕し、2レースを実施する男子五百メートルで長島圭一郎(26=日本電産サンキョー、池田高出)に開幕2週連続優勝の期待がかかる。

 前週のベルリン大会は初日に優勝。鍛えてきたスタート技術の向上をレースで証明した。今季からコース取りに関するルールが厳格化され、カーブの内側に置かれる「ポイント」と呼ばれる目印に触れると、即失格になるが、長島は「脚の長い人が苦労するだけ」と日本選手に有利な改正と受け止める。
 ライバルたちは出遅れ気味だ。世界記録保持者のジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)が開幕戦で負傷し、韓国勢もいまひとつ。長島は「韓国勢は道具を試している感じ。慣れたら変わる」と警戒しつつ、拍子抜けした様子もある。
 強豪が来年3月の世界距離別選手権に向け、徐々に強さを増す可能性はある。それだけに「日本に戻ったら、スケートに影響してもいいのできつめの陸上トレーニングをやろうと思う。今度は(来年1月の)世界スプリント選手権にピークをつくりたい」。先の目標もしっかり描いている。

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2008年11月14日のニュース