北海道難色…10年冬季国体の開催要請

[ 2008年11月7日 21:28 ]

 実施まで1年2カ月ほどに迫った2010年の第65回国体冬季大会の開催地が決まっていない問題で、日本体協の岡崎助一専務理事が7日、北海道庁を訪れ、山本邦彦副知事らにスキーとスケート、アイスホッケーの3競技の開催を要請した。北海道側は回答を保留した。

 10年大会では札幌市がスキー、釧路市がスケートとアイスホッケーを開催する意向を示しているが、北海道は開催費負担が大きいことなどから難色を示している。
 日本体協によると、(1)日本体協が3000万円(2)国庫補助金が約3000万円(3)サッカーくじ助成金が3000万円(4)企業協賛金――などで計約1億円を確保する案を提示。岡崎専務理事は「年内に返事をいただければありがたい」と話した。
 開催地が限定される冬季国体は費用負担が特定の自治体に偏るため、日本体協は輪番制の導入を検討している。

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2008年11月7日のニュース