遼くんもショック 島田幸作氏が死去

[ 2008年11月7日 11:16 ]

日本ゴルフツアー機構の表彰式で石川遼選手(左)と握手する島田幸作会長(当時)=07年12月

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)の初代会長を務めた島田幸作氏が膵頭部がんのため死去していたことが7日、分かった。男子ツアーのレクサス選手権(茨城県大利根CC)に出場している選手らも島田前会長の訃報に接し、64歳の早過ぎる死を惜しんだ。

 ラウンドを終えた61歳の尾崎将司は「きのう知った。おれが、天職だからと言ってJGTOの初代チェアマンを無理やりやらせたようなもの。選手と会長という二つの道を歩めて、人生やることをやったと思う」と故人をしのんだ。

 昨年、アマチュアでツアー最年少優勝を果たし、スターへの道を開いた石川遼は「アマでツアーに出場できたのも島田会長のおかげ。最優秀新人賞(島田トロフィー)を取ることで、(故人に)感謝の気持ちが伝われば」と話した。

 ▼杉原輝雄の話 後輩と言うよりライバル、友達だった。責任感もあるし、苦労もあったと思う。世界で活躍するプロゴルファーを育てようとやっていた。石川遼というこれから活躍するプロが羽ばたく時に亡くなり、何かの因縁かもしれない。

 ▼宮里藍の話 兄たちが大変お世話になった。(人物的にも)すごくいい印象を持っている。とても腰の低い方で、男子ツアーに出させてもらった時も、何度もありがとうと言っていただいた。

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2008年11月7日のニュース