前代未聞!!朝青龍 来日また延期

[ 2008年10月28日 06:00 ]

 大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付が発表された27日、モンゴル帰国中の横綱・朝青龍の再来日が31日に延期された。朝青龍は痛めている左ひじの治療のため、6日に帰国。当初20日だった再来日を27日に延期していたが、日本相撲協会には26日に「再延期」を申請した。前日までは延期希望の却下をほのめかしていた師匠の高砂親方(元大関・朝潮)も「もう少し治療したいということだ。本人が納得いくまで治さないと」と理由を説明。11月1日に住吉神社奉納土俵入りが予定されており「1日に間に合うように29日か、遅くとも30日には戻ってくるだろう」と話した。

 朝青龍は九州場所休場が決定的だが、出場停止期間を除くと、番付発表の日に部屋にいないのは初めて。それどころか母国にとどまっており、相撲界では前代未聞の事態だ。かつて貴乃花や武蔵丸は休場が濃厚な地方場所にも最初から同行し、稽古には毎日顔を出していた。海外渡航届に関しては師匠の承認があれば協会は受理する方針だけに、朝青龍のわがままを容認する高砂親方に再び批判の声が集まるのは必至だ。

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2008年10月28日のニュース