中竹ワセダ8連覇へ圧勝発進

[ 2008年9月14日 06:00 ]

 関東大学ラグビーは13日、東京・秩父宮ラグビー場で対抗戦グループの2試合が行われ、同グループ8連覇と2季連続の大学王座を目指す早大は83―12と立大に圧勝した。WTB中浜寛造(2年)が6トライを挙げるなど、スピード感あるアタックを連発。Bグループから昇格した立大の反撃を1トライに抑えた。また、昨季大学選手権ベスト4の明大は成蹊大を49―0で退けた。

【早大グッズ


 中竹ワセダが爆勝発進だ。WTB中浜が前半17分までに5連続トライを決めるなど立大を子供扱い。「テーマは100%達成できた」と中竹監督の表情も明るい。リスクを顧みない、大胆かつ激しいアタックを連発。多彩な攻撃で13トライを挙げる“楽しいラグビー”を披露した。
 昨季は日本一に輝いたが、前年の選手権決勝で敗れた相手の関東学院大は大麻事件で公式戦を辞退。残っている借りを返すべく、夏合宿では練習後に毎日2時間のミーティングを重ねた。その結果、生まれた形が「型をつくらない楽しいラグビー」(中竹監督)だ。計6トライを挙げたWTB中浜は「いい雰囲気です。流れを変えるプレーをこれからも見せますよ」と爆発を宣言。正真正銘の日本一奪還を目指す早大が最高の滑り出しを見せた。

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2008年9月14日のニュース