クルム伊達が予選3回戦へ/東レ女子

[ 2008年9月14日 19:32 ]

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンのシングルス予選第2日は14日、東京の有明テニスの森公園で行われ、世界ランキング262位のクルム伊達公子(エステティックTBC)は2回戦で同48位と格上のケーシー・デラクア(オーストラリア)に3―6、6―3、6―3で勝ち、12年ぶりのツアー大会出場を懸けた3回戦に進んだ。15日は42位のアレクサンドラ・ウォズニアク(カナダ)が相手。

 復帰後、最もランクの高い相手に挑んだクルム伊達はフォアハンドが不調だったが、次第に調子を上げて逆転勝ちした。

 ≪本戦進出「あと1」≫クルム伊達は苦しみながら本戦出場にあと1勝とした。重心が高くフォアハンドのミスが目立ったが、同じくミスの多かった相手が先に集中力を切らした。
 世界ランキング50位以内の選手との対戦は復帰後初で、37歳は「トップ50なんて、それこそ12年ぶり。チャンスがあれば、勝ちにいきたい」と挑戦者の気持ちで臨んだ。第1セットを落としたが、スピードやパワーには対応でき「手応えは感じられた」。最終セットの勝負どころでプレーの質を上げたのはさすが元世界4位だった。

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2008年9月14日のニュース