白鵬、朝青龍とも白星発進／大相撲秋場所

白鵬が朝赤龍を寄り切りで下す

　大相撲秋場所は１４日、東京・両国国技館で初日を迎え、３力士が解雇された大麻問題からの再出発となったこの日、白鵬、朝青龍の両横綱がそろって白星のスタートを切った。

　朝青龍は把瑠都を引き落としで下し、３場所ぶりに初日を白星で飾った。２場所連続優勝を狙う白鵬は朝赤龍を盤石の相撲で寄り切った。
　大関陣は琴光喜が雅山を押し出し、琴欧洲は稀勢の里を寄り切り、千代大海は旭天鵬をはたき込んで白星スタート。しかし魁皇は琴奨菊に寄り切りで敗れた。
　新関脇の豊ノ島は安美錦を引き落とし、５場所連続で関脇の安馬は栃乃洋を寄り切った。

　≪白鵬「一番いい相撲！」≫左上手を引いた白鵬は朝赤龍を力強く寄り切る完勝。「前に出るところだったので。自分の流れで相撲を取れました。一番いい相撲じゃないですか」と自信たっぷりに振り返った。
　先場所は圧倒的な強さを見せつけての全勝優勝。この日の白星で連勝も１６に伸びたが「一生懸命頑張ります」と軽く頭を下げ、いたずらっぽく笑った。