内館委員 琴欧洲の綱とりに否定的

[ 2008年5月24日 20:43 ]

 日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の内館牧子委員は24日、初優勝した大関琴欧洲の来場所の綱とりについて「かど番脱出ですからね。2場所連続優勝で昇進というのは、数字上はそうだが、盤石な横綱になってもらえるかを考えるとどうか」と否定的な見解を示した。

 横審の推薦内規では、「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる成績」とある。しかし内館委員は「内規のまま、横綱に上げるのなら横審はいらない。次の場所で優勝したら即、横綱ということはいけないことだと思う」と持論を展開した。

 綱とりについて、北の湖理事長(元横綱)は「あした、まだ一番残っている」と明言を避け、放駒審判部長(元大関魁傑)も「千秋楽もあるので、そういう話はしませんよ」と、かわした。

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2008年5月24日のニュース