岡本 夢の道場作りへ金取る!

[ 2008年3月21日 06:00 ]

北京五輪代表選考会で渋谷江里奈(右)を下し3大会連続五輪出場を決めた岡本依子

 テコンドー女子67キロ級で00年シドニー五輪銅メダリストの岡本依子(36=セレクション)が北京五輪代表に決まった。20日に東京・北区の国立スポーツ科学センターで行われた代表選考会で渋谷江里奈(大阪府協会)を8―1で破って1位に。3大会連続の五輪代表を決め「選手として最後の五輪になると思うので金メダルを目指し、引退したら日本でテコンドーの道場を1000個つくりたい」と壮大なプランをブチ上げた。

 道場開設は競技を開始してからの夢だ。早大3年だった92年9月、米オレゴン大留学時にテコンドーと出合って以来「テコンドーの先生になりたい」という思いがある。道場名も「ドリーム・テコンドー・スクール」に決めているが資金にメドは立っておらず、スポンサー集めのためにも五輪の金メダルが必要だ。

 04年アテネ五輪前は国内統括団体が対立し、救済措置で出場。「今回は協会にもサポートしてもらえる。気持ちいいですね」。06年12月からは生活拠点をテコンドー発祥の地・韓国に移した。本場で磨いた強烈キックで夢をたぐり寄せる。

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2008年3月21日のニュース