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ラモス瑠偉氏 直腸がんステージ3だった…現在は寛解状態「早くまたボールを」

[ 2025年12月19日 12:00 ]

<2025Jリーグアウォーズ>チェアマン特別賞を受賞したラモス瑠偉氏(右)
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 サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(68)が19日までに取材に応じ、ステージ3の直腸がんを患っていたことを明かした。放射線や抗がん剤治療を乗り越え、直腸の一部を切除。現在は寛解の状態で「大変だったけど、人間の持っている力はすごい。今は早くまたボールを蹴ることがモチベーションですね」と明るい表情を見せた。

 年明けから便通の不調が続いたため、検査を受けた結果、2月10日に直腸がんと診断された。16年には脳梗塞を発症。懸命なリハビリの末に後遺症を感じさせないほど回復していただけに「“もう勘弁してよ”という感じだった。治療は進歩しているし、心配はしていなかったけど、脳梗塞の時も支えてくれた妻(15年に結婚した俊子夫人)にまた負担をかけるのが辛かったね」と振り返る。

 25回の放射線治療と抗がん剤治療でがんは消え、8月には7時間に及ぶ手術で直腸の一部を切除。人工肛門を造設した。術後約3週間は食事をとれず点滴のみ。体重は一時約20キロも減った。10月に人工肛門を取り除く手術を受け、治療は終了。「直腸が5センチぐらい残っていたから、人工肛門をとることができた。切除部分がもう数ミリ下だったらずっと人工肛門のままだったので、運が良かった」。現在は週1回の通院で経過観察を続けている。

 11月には8月に逝去した釜本邦茂さんのお別れ会に参列。今月11日にはJリーグ年間表彰式に出席してチェアマン特別賞を受賞した。体調と相談しながら、徐々に活動の幅を広げている。来年1月には長男ファビアノ氏(40)が代表兼監督を務めて新設した社会人サッカークラブ「CARIOCA FC」が始動。ラモス氏もエクゼクティブディレクターとして現場にも顔を出す予定だ。

 「今後はCARIOCA FCに深く関わっていきたい。今の目標はCARIOCA FCで早くサッカーを教えること。ファミリー感の強い、昔の読売クラブみたいなチームを作りたいね。またOB戦とかにも出られるようにトレーニングも頑張りますよ」。衰え知らずのサッカーへの情熱が完全復活を後押しする。

 ◆ラモス瑠偉(るい)1957年2月9日生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ出身の68歳。77年に来日し、読売クラブ(V川崎=現東京V)と京都でプレー。89年に日本国籍を取得し、日本代表として活躍した。98年に引退後はビーチサッカー日本代表監督、東京V監督、J2岐阜監督などを歴任。84年に結婚した初音夫人は11年に死去。15年に俊子夫人と再婚する際は2人で墓前に報告した。

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