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町田ユース・中山監督、プリンスリーグ参入戦へ「やってきたことを100%出す」クラブ一丸“強力援軍”も

[ 2025年12月19日 06:00 ]

オンライン取材で意気込みを語る町田ユースの中山監督

 FC町田ゼルビアで育成下部組織のユース(U―18)チームが、高校年代2番目の上位カテゴリーとなるプリンスリーグ初昇格を目指し、20日から同リーグ2部の参入戦に臨む。大一番を前に中山貴夫監督(51)が18日、オンラインで取材に応じ「ゼルビア(ユース)初の参入戦。もちろん緊張感もあるが、チャンスを逃さず昇格に向けて頑張りたい」と意気込んだ。

 プリンスリーグ2部参入戦は普段のリーグ戦とは異なるトーナメント制の一発勝負だ。まずは20日に1回戦・帝京第三高(山梨代表)戦(13時30分、鹿嶋市ト伝の郷運動公園)に挑む。中山監督は相手を「スピードとパワーがあるチーム。ゴールに直結するような攻撃が多い」と分析しつつ「自分たちの質をどこまで上げていけるかに挑戦してきた。どこが相手でも自分たちが目指す方向性を表現できるように集中している」と言う。

 就任4年目の指揮官はボール保持スタイルをベースに攻守で仕掛ける積極性をチーム方針として指導。戦力差が拮抗(きっこう)するT1リーグで今季優勝し、参入戦を戦う権利を勝ち取った。掲げてきたコンセプトは「うまい」「賢い」「タフ」。選手へ主体性を求め、ピッチ内外での課題解決に向き合わせて成長を促しながら勝利をつかんできた。「自分たちで考えて問題を発見し、解決することを常に問いかけてきた。自分たちがやってきたことを信じて100%出すことが大切」と見据えている。

 一発勝負で肝になるのが試合の立ち上がりだ。そのためにも先制点は重要。攻撃陣は今季T1リーグでチームトップ13得点のFW林夏生(3年)、同2位で10得点のFW原櫻太(2年)、同3位で8得点のFW西川瑞希(3年)を擁する。指揮官も「得点は自分たちの自信をつくり、自分たちの力を発揮するために大きなものになる。チャンスでしっかり決めることが重要」と期待した。

 強力な援軍も後押しする。この日の取材に同席した岡田敏郎アカデミー担当によると、帝京第三高戦にはクラブのサポーターたちも駆けつける予定だという。さらに移動ではトップチームがアウェー遠征時に使用しているバスを利用できることも決定。まさにクラブ一丸だ。中山監督は「我々への協力はとてもありがいたいとともに責任も感じている」と感謝した。帝京第三高戦に勝利すれば、22日の決勝で常磐高校(群馬代表)と成徳深谷高校(埼玉代表)の勝者と激突。昇格切符をつかみ取り、有望株たちがクラブの新たな歴史を築く。

 ◇中山 貴夫(なかやま・たかお) 1974年(昭49)7月20日生まれ、山梨県生まれの51歳。現役時代は韮崎高を卒業後、富士通サッカー部(JFL)やブレイズ熊本、アルエット熊本(JFL)でプレー。07年から指導者キャリアをスタート。ロアッソ熊本ユース監督などを経て22年から町田ユース監督に就任した。

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