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新潟 今季最終戦も勝てず 19戦白星なしで終了 来季へ課題山積

[ 2025年12月7日 04:30 ]

最後まで応援してくれたサポーターにあいさつする新潟イレブン
Photo By スポニチ

 既にJ2降格が決まっている新潟は6日、敵地でFC東京との最終節に1―1で引き分け、クラブワーストを更新する19試合勝ちなし(5分け14敗)で今季の戦いを終えた。4勝12分け22敗で順位は最下位。前半9分にFWマテウス・モラエス(25)の今季3得点目のゴールで先制したが、前半終了間際に追い付かれ、後半に勝ち越し点を奪うことができなかった。

 今季終了を告げるホイッスルが鳴った。引き分けで19試合勝ちなし。それでも勝利を目指して走り抜いたイレブンには敵地に集まった約4500人のサポーターから拍手が送られた。今季限りで退団する堀米主将は涙を流し「人に伝わるゲームというのはうまいとか下手とか関係ない。今日は(プレーに)迷いはなかった」と言った。

 堀米、高木、千葉という長年チームを支えた功労者たちを勝利で送り出そうと、チームはいつも以上に気持ちを前面に出してプレー。前半9分にモラエスのミドルで先制した。前半終了間際に相手シュートが舞行龍の足に当たってループシュートのような形で失点する不運もあったが、決して気落ちすることはなかった。押し込まれた後半も最後まで粘り強く戦い続けた。

 最後に勝利したのは6月15日の横浜M戦。勝ち点はわずか24しか積み上げることができなかった。「(今季は)迷いが凄く多かった」と堀米。シーズン序盤から戦術的な部分で疑問に思うことが多く「今思えば、そっちにばかり頭がいって(戦う)土台が薄まっていった」と振り返る。強度や走り勝つなど戦うベースがおろそかになる試合が多く「もっとできたな、という思いはある」と悔やんだ。

 6月下旬に解任された樹森大介監督の後を継いだが、勝利できないまま今季限りで退任する入江徹監督は「これが新潟のあるべき姿」と高い強度で戦った最終戦を誇った。だが来季へ向けて課題は山積。チーム再建が託される新監督には、OBでU―20日本代表監督だった船越優蔵氏の就任が決定的となっている。

 「もう少し早く、みんながまとまってプレーできていたら(結果は)変わっていたかもしれない。できなかったものを来年につなげたい」と藤田。強い新潟を取り戻すため、J2から再出発となる。(西巻 賢介)

 ○…1トップで先発出場したモラエスが期待に応えた。前半9分に長谷川からパスを受けると中央へカットイン。「いい感覚で足を振れた」と得意の左足から放たれた強烈なシュートはクロスバーに当たった後にネットを揺らした。7月の加入後からチームは一勝もできず、もどかしい気持ちはあるが「人生においては負けからも学ばないといけない。来年はより強いチームになる」と前を向いた。

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