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川崎Fの大黒コーチが釜本邦茂さんをしのぶ「シュート練習してんのか?」の教えで釜本FCから日本代表へ

[ 2025年8月12日 17:03 ]

釜本さんをしのんだ川崎Fの大黒コーチ
Photo By スポニチ

 J1川崎フロンターレの大黒将志コーチ(45)が10日に81歳で亡くなった釜本邦茂さんをしのんだ。12日に川崎市内で行われた練習後に対応。小学生時代に故人が設立した釜本FCに参加し、ガンバ大阪のエースから日本代表まで駆け上がった現役時代を振り返り「釜本さんのおかげ。感謝しかない」と語った。

 「いつも優しくしてくれて家族ぐるみのお付き合いをさせていただいた。日本サッカー史上最高のストライカー。点を取るという姿勢、FWは点を取らないといけないというマインド、思考は受け継いでいきたい」と大黒コーチ。繰り返し掛けられた言葉は「お前、シュート練習してんのか?」だったという。

 練習を重ねて力を伸ばした名ストライカーの「毎日しろ」という教えを受け「毎日するようになりました。足が痛くない時は毎日。居残りで。どこに行っても」と振り返った。恩師のあとを追うように現役時代には日本代表戦を含めて通算222得点を積み上げた。

 釜本さんが礎を築いた釜本FC、G大阪の下部組織では「勝てと言われたことがない」という。「負けてもいいからパスをつなげとかドリブルで抜けと。個人がプロになるということを目指してやっていた。選手はみんな勝ちたい。でも自分がうまくなることにフォーカスして、とにかく丁寧にやれと」。そんな環境から宮本恒靖や稲本潤一ら数々の日本代表選手が生まれた。

 大阪府豊中市の実家と釜本さんの自宅は「多分350メートルぐらい。自転車で2分ぐらいの距離」だったという。「オフには家に行かせていただいて、おいしいものをいただいて」。最後に顔を合わせたのも約1年前の自宅。「いつも優しくて本当にいい人だった」と別れを惜しんだ。

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