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川崎F恒例のファン感で長谷部監督が前半戦のキーマンに言及 過激なボディースーツで踊った男は…

[ 2025年7月7日 10:10 ]

閉会式であいさつする安藤(左から2人目)と長谷部監督(右から2人目)
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 サッカーのJ1川崎フロンターレを率いる長谷部茂利監督(54)は6日、ホームのU等々力で行われたファン感謝デーでGK安藤駿介(34)を前半戦の“キーマン”として称えた。

 閉会のあいさつで来場した1万1人のファンに応援継続を願うと同時に就任から半年で「明かしていない思い」を披露。「選手の裏方から前に出てきてプレーヤー、マネジメント、全てをできる男がいます。選手会長の安藤です。この6カ月でぎりぎり最低限の結果を出せているのは彼のおかげ」と力説した。

 プロ17年目のベテランは3月18日にホームでセントラルコースト(オーストラリア)と対戦したアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ最終戦で2016年5月25日のナビスコ杯1次リーグ仙台戦以来、3191日ぶりに公式戦に出場。2―0の完封勝利に貢献した。今季の出場はその1試合だけだが、それでも指揮官が「いつ試合に出てもいいという準備ができている」と認める真摯な姿勢で練習に取り組み、長くクラブの選手会長も務めてイレブンからの信望も厚い。ファン感謝デーなどクラブと選手会の協力が必要なイベントでは調整力や企画力も発揮。過密日程の中でACLE準優勝と過去最高の成績を残し、J1では6位と上位を狙える位置につける中、ファンとともに英気を養って後半戦に弾みをつけるべく行われた夏恒例のイベントで長谷部監督はあらためて「この男なくして、このチームのまとまりはないんじゃないかな」と訴えた。

 ステージで突然、称賛された安藤は「あんなことを言ってくれるとは思ってなかったんで」と驚いた様子。「ああいう風に言葉に出して形に残してくださって、うれしいと同時に身が引き締まる思い。これからもっと続けないといけないし、より一層責任感を持ってやりたい」と続けた。

 イベント中はステージで立て続けにクイズの出題役や悩み相談の司会を務め、クライマックスではMF橘田健人らと5人組で「T.M.Revolution」の「HOT LIMIT」を熱演。1着7万5000円という予算が投じられた過激なボディースーツで息の合ったダンスを披露し、この日一番の盛り上がりに貢献した。

 実は当日会場入りしてから急きょメンバー変更になり、限られた時間で準備して代打で参加。MF山本悠樹が「抵抗しかない」と苦笑した衣装でのダンスだったが、全員で振り切ったパフォーマンスを見せた。安藤も「年に1回のファン感でサポーターの皆さんに感謝を伝える日。割り切ってましたけど、ちょっといっぱいでした。あの衣装に着替えてから吐きそうなぐらい緊張して」と苦笑い。「当日来てゼロからダンスを覚えるのは…。焦りはちょっとありましたけど、そんなハードなダンスじゃなかったので、なんとかこなせました。(8月で)35歳がやれば、今後誰も断らなくなるだろう、という気持ちもありました」と振り返った。

 2026~27年からのシーズン移行で放水も行われる夏場のファン感謝デーは今回が最後の見通し。次回は冬開催の可能性が高く、夏恒例を惜しむ声はあるが、安藤は「熱中症が怖い人がいたのなら、冬の方が来られる人が多いのではという気持ちもある」と前向きだ。「選手もやり方を考えながら、うちは日本一働くスタッフがいるので、凄く高いクオリティーでいろんな案を出してきてくれると思う。またコミュニケーションを取って、より良いものを見せていければ。一緒に楽しめるような企画をやれれば」と力を込めた。初体験の新加入選手が必ず驚くJリーグ屈指の熱狂イベントは、頼りになるベテラン選手会長の下で冬も熱くする恒例行事に生まれ変わることになりそうだ。

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