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新潟 福山シティFC相手に延長戦の末に1―0辛勝 途中出場の笠井が頭で決勝ゴール

[ 2025年6月12日 04:32 ]

勝利が決まり、笑顔の新潟・笠井(右)
Photo By スポニチ

 サッカーの「第105回天皇杯全日本選手権」は11日に各地で2回戦が行われ、J1新潟はホームで福山シティFC(広島県代表)に1―0で辛勝し、3大会連続の3回戦進出を決めた。格下を相手にスコアレスのまま延長戦に入ったが、後半3分にFW笠井佳祐(22)がクロスを頭で合わせて決勝ゴール。3回戦は7月16日で、この日に柏を2―0で下して“ジャイキリ”を果たした東洋大(アマチュアシード)と戦う。

 ホームのサポーターの前で大差での快勝、という思い描いていた通りにはならなかった。格下を相手に延長戦の末に1―0辛勝。リーグ前半戦を3勝7分け8敗で降格圏の19位で終えたチームは、後半戦に弾みをつける内容とはならなかった。

 前半はミドルブロックを敷く相手に、テンポが上がらなかった。DF千葉やMF宮本がこじ開けようとボールを持ち上がって前線にパスを出すものの、まともに放ったシュートは前半8分のFW矢村の1本だけ。決定機をつくることができなかった。

 リーグの中断期間を挟んでの後半戦最初の公式戦。樹森監督は「スタイルを発揮しながら、いい形で点を取る回数を増やしたい。自分たちのテンポ、コンビネーションから、しっかり奪い切りたい」と話し、リーグ後半戦の初戦となる15日の横浜Mとの大事な一戦も見据えて内容も求めていた。

 後半はMF奥村、MF長谷川ら攻撃陣のレギュラーメンバーを投入。相手の背後を突き、敵陣深くに攻め込むシーンが増えた。ショートカウンターも織り交ぜてPA内に進入。ただ、終盤は自陣に人数をかけて守る相手を崩し切れなかった。

 リーグ後半戦に向けて樹森監督はポゼッションにこだわる新潟スタイルの維持と進化を明言した。「(どこも)勝てなくなると堅守速攻になる。でも、新潟はこだわりのあるとがっているチーム。それを捨てたら新潟ではなくなる、という思いをクラブも選手も持っている」。チーム全体で同じ方向を向くことを徹底。この試合もつなぐ姿勢を持って戦い続けたが、0―0のまま90分で決着を付けることはできなかった。

 延長後半3分に途中出場の笠井がDF堀米のクロスを頭で合わせてようやくゴールをこじ開けた。今のチームには勝つことが、浮上への一番の薬。横浜M戦で“連勝”を狙う。

 ▼樹森監督 しっかり勝ちきることを達成できたのはよかった。入りから攻守で圧倒しようと話していたが、前半に停滞したのは課題。後半はサイドから崩していこうとして、チャレンジしてくれた。リーグ戦に向けて、もっと気持ちよく勝ちたかったのが本音だが、次に向けていい準備をしたい。

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