×

8分間のVAR中断に観客激怒「これはサッカーじゃない」…半自動オフサイド判定システム導入も機能せず

[ 2025年3月2日 13:10 ]

<ボーンマス×ウルバーハンプトン>8分間中断の原因となった前半35分のボーンマスの“ゴールシーン”(ロイター)

 1日に行われたFA杯5回戦のボーンマス―ウルバーハンプトン戦で、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックによるゴール判定が8分間にもおよんだためファンが激怒したと、英BBCや米スポーツ専門局ESPNなどが報じた。

 問題の場面は、ホームのボーンマスが1-0とリードして迎えた前半35分。ボーンマスは右CKをDFケルケズがファーサイドで押し込んだように見えたが、触ったボールは相手DFに当たっており、同じくCKに飛び込んでいたDFハイセンがオフサイドとなりノーゴールと判定された。しかし、今週から試験導入され、判定時間の短縮が期待されていた半自動オフサイド判定システムはゴール前が混戦だったため使用できず、さらに2つのハンドについて審議が必要になったこともあり、判定が出るまでに時間がかかった。

 判定を待つ間、審判団は両チームの選手と監督に何が起きているのかを説明したが、アップからやり直す選手も現れ、長い中断にしびれを切らしたファンはブーイング。「これはもうサッカーじゃない」「恥ずかしい」などと連呼した。試合は後半にウルバーハンプトンが追いつき、1-1で突入したPK戦を5-4で制したボーンマスが準々決勝へ進んだ。

 BBCによると、従来のVARチェックの最長記録は24年3月のプレミアリーグ、ウェストハム―アストンビラでの5分37秒。ワースト記録を大幅に更新し、元アーセナルDFマーティン・キーオン氏はBBCの番組で「こんなに時間がかかったなんて、とんでもない。馬鹿げている。全く進歩していない」と批判した。半自動オフサイド判定システムは、プレミアリーグでは導入が延期されている。

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年3月2日のニュース