鹿島　FW鈴木のJ1通算50得点目が決勝弾　「ハセさんの記録を目指したい」　

明治安田J1リーグ第5節   鹿島1―0磐田 （ 2024年3月30日    カシマスタジアム ）

＜鹿島・磐田＞前半、先制のPKを決める鹿島・鈴木（撮影・村上　大輔）
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　鹿島のFW鈴木優磨（27）がJ1通算50得点目となるゴールで磐田を1―0で下した。

　前半33分、左CKをDF関川が頭で折り返したボールが相手のハンドを誘ってPKを獲得。キッカーは決まっていなかったというが、「今年は蹴っていきたいなと。やっぱりFWが蹴るべきだと思いますね」とエースとして名乗りを上げた。

　対峙（たいじ）するのは元日本代表GK川島永嗣（41）。プレッシャーが掛かる場面だったが「下手だから真ん中に蹴りました。真ん中蹴って外したらしょうがないと思って」と豪快に蹴り込んだボールは川島の足先をかすめてゴールに突き刺さった。

　クラブ史上9人目の偉業を達成したが、鈴木にとっては通過点だ。鈴木が意識しているのはクラブ最多のJ1通算89得点を誇るFW長谷川祥之の大記録だという。「僕が鹿島に帰ってきたときからハセ（長谷川）さんの記録は意識している。可能な限り挑戦するのが大きな目標。そこに名を残さないと今いる意味がないと思っている。まずは一つの段階はクリアしたが、まだまだこれからです」とゴール量産を誓っていた。