新潟・高木　完全復活ゴールで連敗脱出だ

今季初ゴールを狙う高木
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　J1新潟は31日、聖籠町のアルビレッジで3日のアウェー湘南戦に向け、非公開練習を行った。

　リーグ戦2試合連続フル出場中のMF高木善朗（30）は、前節のG大阪戦（●1―3）で今季初アシストをマーク。右膝のケガから復帰し、結果を出し始めたチャンスメーカーが、今度はゴールでチームを3試合ぶりの勝利に導く。

　チームは連敗中だが高木のコンディションは着実に良くなっている。「チームが負けたのは残念。失点の仕方がウチらしくなかった。もう次に向けてやるしかない」。いつまでも敗戦を引きずることなく、勝利のために前を向いている。

　G大阪戦では、0―2の後半3分に自身の左CKをDF舞行龍が頭で決めて1点を返した。右膝の負傷後、今季初アシストとなったが「勝利に結びつかないと。シュートも打ったけどちゃんと決まるようにもっと打つ回数を増やさないといけない」と満足はしていない。

　松橋監督によると、ハーフタイムで高木が「自分はここを狙って蹴るから、みんなそこに入ってくれ」と選手に指示していたという。「ボールの質も良かったし、言った通りのところに蹴れていた」と高評価していた。高木は「CKで怖さを出していけたらいい。もっと高い質を出していきたい」と今後もセットプレーからの攻撃でチームに勢いを生み出す構えだ。

　シュートもチーム最多のMF三戸の5本に続いて4本とより積極的な姿勢が光った。松橋監督は「得点のにおいがする。状況に応じたプレーが彼の良さだし、早く決めてほしい」と復帰後初ゴールを期待する。高木自身も「力強さを持って戦いたい。前節はサポーターにも悔しい思いをさせたので、サポーターとともに同じ方向を向いて今度こそ勝利を届けたい」と自身のゴールで連敗脱出を図る。