J2町田FW平河悠らが初招集　U―22日本代表欧州遠征メンバー発表

U－22日本代表に初選出された町田FW平河悠
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　日本サッカー協会は1日、今月上旬の欧州遠征で強化試合2試合を戦うU―22日本代表メンバー23人を発表した。Jリーガーを中心に海外組、大学生による構成となる中で、J2首位の町田からFW平河悠（22）が初選出された。

　平河は今春山梨学院大を卒業したルーキーで、プロ1年目の今季はここまで全18試合に先発出場。抜群のスピードと高い得点能力を武器に左右のサイドハーフとして4得点2アシストと活躍。首位を走るチームに欠かせない戦力となっている。今季、町田の試合を視察に訪れている大岩剛監督は「開幕から立ち位置をしっかり確保し、得点だけでなくチームで求められているであろう守備の部分でもしっかりしたプレーを見せている」と初招集の理由を挙げた。

　高校までは無名の存在。佐賀東から進学した山梨学院大で1年時から主力となり、東京都大学リーグで2年時から3年連続得点王を獲得した。3年夏に町田加入が内定して以降は特別指定選手としてJ2公式戦に出場し、4年時の昨年は並行して大学チームの関東2部リーグ昇格に貢献。世代別代表は初めての選出となった。

　平河はクラブを通じてコメントを発表。「監督、スタッフ、ゼルビアに関わるすべての方々、チームメイトのみんな、そしてこれまで僕に関わってくださいましたすべての指導者や関係者の皆様のおかげだと思っています。本当に感謝しています。日本代表としての活動は初めてになりますが、一つでも多くのことを学び吸収し、自分の特徴をしっかり出していきたいと思います」と決意表明した。

　来年のパリ五輪出場を目指す同代表は、10日に非公開でU―22イングランド代表と、14日にオーストリア・ウイーンでU―22オランダ代表と対戦する。