神戸DF酒井　昨季眼前V決められた相手チームに“取材”して再確認した「指標」とは…

横浜戦での勝利を誓う神戸DF酒井（C）VISSEL　KOBE
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　神戸DF酒井高徳（32）は、強靱なメンタルが勝敗を左右すると強調した。あす22日に対戦する横浜（ノエスタ）は昨年、目の前でリーグ優勝を決められた相手。「サポーターと一緒に勝利を喜べれば」と意気込んだ。

　昨年11月の対戦では大きな学びを得た。歓喜に沸く相手を見ながら「試合は負けはしたけど、自分たちにチャンスがなかったわけじゃない。じゃあ、この小さい差はなんだろう、と。優勝するチームには何か指標がある」と感じた。試合後、横浜選手に“取材”。「どんなシチュエーションでもやることを変えない。優勝できるとか優勝消滅するかもというのはなかった」という答えが返ってきた。

　負ければ優勝がなくなる可能性もあったが、それでも浮き足立つことなく自分たちのサッカーを貫ける横浜のメンタリティーに感服。これまでもブレない心の重要性を口にしてきたが、それを再確認した。自軍選手にも説いた。そして「一喜一憂しないのは、チームとして浸透している」と今季の戦いぶりに手応えを感じている。

　「自分たちのやっていることをしっかりぶつけることで、どれだけの結果が出るのか楽しみ。過信ではなく、自信を持ってやれば勝てる」。現在首位を走るチームの根底にあるのは、強度の高いプレーとハードワーク。90分間貫き通し、がっちり首位をキープする。