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J1鳥栖 高橋SRO 博多駅で福岡との九州ダービーPR「お互いにとって特別な意味がある」

[ 2023年4月21日 06:00 ]

博多駅で九州ダービーのPRを行った(右から)福岡の川森社長、アビーくん、ウィントス、鳥栖の小柳代表取締役
Photo By スポニチ

 J1福岡と鳥栖が20日、博多駅で2クラブ合同による九州ダービーPRのチラシ配布を行い、鳥栖の高橋義希SRO(サガン・リレーションズ・オフィサー、37)も参加した。

 アビスパ福岡の地元・博多でのチラシ配りは初めてという高橋SROだったが、鳥栖で16シーズンをプレーしたレジェンドは敵地?でも次々とファンに囲まれる人気ぶり。「福岡に住んでるけど鳥栖のファンで来てくれたり。凄くうれしい」と目を細めた。

 両クラブが激突する今年の“九州ダービー”は5月14日(ベスト電器スタジアム)、8月6日(駅前不動産スタジアム)に開催。高橋SRO自身も現役時代に経験した伝統のダービーについて「お互いにとって特別な意味がある。歴史を知っている人ほど感じていると思う」と話した。

 「昨年はお互いに金曜開催があったんですが観客動員で苦戦した部分があった。観客動員ひとつとっても特別な試合だよっていうのを分かってほしいので、このチラシ配りがいい方向にいけばいい」と話した。

 鳥栖、福岡ともに観客動員数に苦戦。最大のライバル関係ながら力を合わせるところは協力していく姿勢について高橋SROは「お互い九州のクラブは観客動員に苦戦している。仲良くやるわけではないがお互いが刺激しあって、順位ももちろんそうだし、観客動員もこのダービー2試合がきっかけになれば」と期待を込めた。

 ○…両クラブのマスコット、アビーくんとウィントスもかけつける中、福岡の川森敬史社長、鳥栖の小柳智之代表取締役らクラブスタッフ、サポーター約30人がチラシを配り九州ダービーをPRした。

 川森社長は「九州ダービーという歴史ある鳥栖と福岡のダービーを知ってもらって少しでも多くの方に来ていただこうということ」と企画の狙いを説明。「鳥栖さんも福岡も直近の観客来場者数がすごく少ない」と共通の課題をあげ「九州っていうひとつの地域で一緒に手を取り合いながらやるのがいいんじゃないか」と相乗効果に期待を寄せた。

 今季、チームは好調ながらまだ1万人超えのホームゲームはない。川森社長は「1万人は超えて2万人いきたいですけどね」と大盛況のダービーを願っていた。

 今後も街頭でのPR活動など試合告知を積極的に行っていくという。

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2023年4月21日のニュース