品川CCセカンド・槙野智章監督初陣はドロー　初勝利ならずも「1、2カ月で劇的に変わっている」

試合中に両手を広げて主審にアピールする品川CCセカンドの槙野監督
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　昨季限りで現役引退した元日本代表DFの槙野智章氏が指揮する品川CCセカンドは9日、神奈川県社会人サッカー2部リーグAブロック開幕戦でスペリオーレFCと対戦。監督初陣は1―1で引き分けに終わり、監督初勝利はお預けとなった。

　前半45分にFW三堀亜門が先制点を決めたが、後半7分に同点とされ、勝ち越しゴールは生まれずに引き分けた。初戦で白星はならなかったが、上下黒のスーツ姿で指揮を執った槙野監督は「もちろん勝てれば良かったけど、練習でやったことを出してくれた。選手たちにとっても（1部に）昇格する上で負けなかったことは大事」と手応えを口にした。

　「一体感」をテーマにゴールを決めた際には選手とともに喜ぶなど、ベンチ前で積極的に選手に指示を出して奮闘。初戦を振り返り「去年と真逆のサッカーをやっている。（去年は）つなげない、怖くなったらロングボールで逃げるってやってたけど、ちゃんとボールを握るポゼッションサッカーに変えた。練習でやったことを何度も出せた。（監督として）来て1、2カ月だけど劇的に変わっている」と満足げだった。