柏が8カ月ぶりに勝った！細谷弾で鹿島討ち　長いトンネル脱出「結果が絶対条件だった」

明治安田生命J1リーグ第7節第2日   柏1－0鹿島 （ 2023年4月9日    三協フロンテアスタジアム柏 ）

＜柏・鹿島＞前半、先制ゴールを決め、フロート（右）と抱き合って喜ぶ柏・細谷＝三協F柏
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　柏がついに長い長いトンネルを抜け出した。

　鹿島に1－0で勝って昨年8月6日に京都に2―1で勝って以来、8カ月ぶりの勝利。前半32分に相手のクリアをMF戸嶋祥郎（27）が拾い、MFマテウス・サヴィオ（25）につないで最後はFW細谷真大（21）が得意な右斜めから決めた。今季はここまでルヴァン杯を含めて9試合、昨季から19試合続いていた勝ちなし（9分け10敗）にようやく終止符を打った。細谷は「サヴィオからいいボールが来た。うまく流し込めた。チームにとっては、結果が絶対条件だったので、最低限の結果は出せた。しんどかったが、きょうホームで勝てたことはでかい」得点力不足でチームの4得点中3点を決めているエースは会心のゴールにホッとした様子だ。

　ネルシーニョ監督も勝利の瞬間ベンチでこぶしを握りしめて勝利を喜んだ。「今日のゲームは難しい試合になる、激しい試合になると予想していた。前半相手の攻撃に対してリズムつくれず、ボールを奪って攻め急いだ。重要性を重く感じ、何としても結果を、と試合の入りが固かった。勝てなかった期間も選手は信じて付いてきてくれた。ただの1勝で終わらせないためにも継続してやっていかないと」と引き締めた。