福岡　京都に逆転勝ちで3位浮上！ウェリントンが復帰後初ゴールの逆転ヘッドで決勝点

明治安田生命J1リーグ第7節   福岡2―1京都 （ 2023年4月9日    ベスト電器 ）

復帰後初ゴールを決めた福岡FWウェリントン（18）
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　帰って来たストライカー・ウェリントン（35）の復帰後初ゴールで京都に逆転勝利。ホーム戦4戦全勝でJ1クラブ史上最高位の3位に浮上した。

　
　クラブに復帰したウェリントンが値千金の逆転ヘッドを炸裂させた。

　ゲームは後半11分に先制を許し1点を追う展開。それでもホーム戦全勝中で勢いに乗るチームは同33分にルキアンのPKで同点に追いつくと、4分後の同37分、迎えたコーナーキックのチャンスをウェリントンが仕留めた。湘南でもチームメートだった中村のクロスに「目が合ったので来るところを予想してポジショニングを取った」。高く強く飛び込んだ逆転の一撃にスタジアムは熱狂の渦に包まれた。

　「ヘディングした瞬間にみんなの思いがボールに伝わってネットを揺らした。チーム全体で決めたゴール。勝利につながって何よりうれしい」。

　3月3日に合流。得点の切り札として後半途中からの出場が続く中「自分やチームメートを生かしたりすることでゲームの流れを作ることができている」と自身の役割を理解し手応えを感じている。

　今季、ホーム戦でチームは後半にハンパない強さを発揮している。この日のゲームと同様、先行されても終盤で必ず同点、逆転に持ち込む勢いをみせており、ホーム戦はリーグ戦で4戦全勝、カップ戦を加えても6戦負けなしと無双状態だ。

　長谷部茂利監督は「ファン、サポーターが生み出す空気のおかげ」とスタジアムの応援の熱量に感謝。最高位の3位と大躍進を遂げているが「たくさんチャンスを作れるほど成長していない。まだ途中」と内容には納得しておらず、指揮官の目線はさらに上を見据える。

　ウェリントンは17年11月19日以来となる古巣でのゴールにホッとした表情を浮かべた。

　「ラストピースがゴールだった。早く決めたい緊張感が取れてこれからはもっと自信を持ってピッチに立てる」。

　チームに勝利をもたらすゴールで名実共に福岡に“復帰”。本領発揮で今後のゴールラッシュを予感させた。