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J2首位の町田がデューク待望1号でクラブ新の6連勝 「7試合で勝ち点15」の目標に貯金4上積み

[ 2023年4月2日 19:55 ]

明治安田生命J2リーグ第7節   町田1―0藤枝 ( 2023年4月2日    Gスタ )

前半、デュークのゴールを喜ぶ町田イレブン
Photo By スポニチ

 今季無敗の町田がJ2でクラブ初となる6連勝を飾り、首位をがっちり守った。序盤にオーストラリア代表FWミッチェル・デュークの移籍後初ゴールによる1点を守り抜き、前節いわき戦と同様にJ3から初昇格したチームとの接戦を1―0で制した。2016年のクラブ記録を上回ることで「歴史を変える一歩になる」と意気込んでいた黒田剛監督は「ほぼゲームプラン通りになった。今季多くのメンバーが入れ替わり、歴史を知る選手が少ない中で、新しい町田を構築していくということ」と、この勝利が持つ意味をかみしめた。

 前半5分に左サイドバックのDF翁長聖が前線に緩やかな縦パスを送り、キャッチを試みた相手GKとFWエリキが交錯。こぼれ球に反応したデュークが、体を倒しながら右足を振り抜いた。昨年のW杯カタール大会で得点をマークしたデュークは、3月末に再結成された同代表に招集。ホーム開催の24日エクアドル戦に先発し、1アシストで勝利に貢献した。岡山から加入した町田ではここまで無得点も、前線で攻撃の起点となり3アシストの活躍。代表から再合流した初戦で、さっそく結果を出した。

 開幕7試合を6勝1分けの無敗で失点わずか1、連続無失点は4試合に伸びた。高校サッカーの青森山田で一時代を築きプロに初挑戦する黒田監督が、キャンプから落とし込んできた強い守備の意識がチームに浸透している。これで勝ち点16で暫定的に並んでいた東京Vと大分に再び3点差をつけリード。「1クール7試合で勝ち点15以上」と高い目標を掲げ、最初の節目で貯金4を積み上げた指揮官は「この貯金をさらに増やせるように」と力強かった。

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