新潟　ダニーロ　スタメンへ「チャンスがあれば一発で決める」

来日初ゴールを目指すダニーロ
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　アルビレックス新潟は23日、聖籠町のアルビレッジで、26日のルヴァン杯ホーム鹿島戦に向けた実戦練習などを非公開で行った。リーグ戦で2試合連続途中出場のMFダニーロ・ゴメス（24）は、来日初スタメンを目指し奮闘中。まずは新潟のスタイルにフィットし、ゴールに直結するプレーを披露するためにアピールを重ねる。

　非公開練習でダニーロは、自分のプレーに納得がいかなかったようだ。「練習の途中でリキさん（松橋監督）にみんなの前で話す機会をもらって自分の思いを伝えた」と明かした。

　チームの勝利を第一に考えながら「同サイドで攻めるだけではなく、ボールをもっと動かしてから前進するプレーをした方がいいのでは」と話したという。「チームメートも自分の思っていることを理解してくれたし、そこからはいい攻撃もできた。思いを伝えて分かり合うことは大事」とコミュニケーションの大切さを改めて感じた様子だ。

　リーグ戦では2試合連続途中出場。8日のルヴァン杯福岡戦でも途中出場と、来日してからスタメン出場はない。「途中で入るのは最初から出るよりも難しい。それでもサポーターが期待しているのを肌で感じるし、チャンスは決めきらなきゃと思う。チャンスがあれば、しっかり一発で決められるようにしたい」とシュート練習に力を入れている。

　ただ、ボールが来なければシュートチャンスは訪れない。「もっと早くボールをよこせと要求しているし、チームメートとも100％で分かり合うにはあともう少し」と現状を口にする。

　4月中旬には父・グラリズマルさん（48）が来日予定。父のことを「ダダ」と呼び「ダダは“サッカー以外のことは考えるな。あとは俺が考えるから”って言われている」と父との関係性を明かす。「だからサッカーに集中できている。ダダが来日するまでにはゴールも決めて、スタメンで試合に出られるようになっていたい」。そのためにもまずは鹿島戦で結果を残し、リーグ戦出場につなげる。