メッシがW杯優勝凱旋試合でキャリア通算800得点　直接FK弾で8万観衆を魅了

親善試合   アルゼンチン2―0パナマ （ 2023年3月23日    アルゼンチン・ブエノスアレス ）

ゴールを挙げ、メッシを中心に歓喜の輪を作るアルゼンチンイレブン（AP）
Photo By ＡＰ

　アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（35）がW杯優勝以来、初めてとなる代表戦でキャリア通算800点目のゴールを決めた。地元のブエノスアレスで行われた凱旋試合で約8万人のファンが殺到した中、1―0の後半44分にゴール右前約20メートルの位置から直接FKをゴール右上に決めた。

　前半16分に相手選手2人から挟まれる形でタックルを受け、右膝から出血するアクシデントに見舞われたメッシ。直後のFKでも右ポスト直撃の鋭い一撃を放って満員の場内を沸かせ、終了間際のゴールでエースの勇姿を見に来たファンの期待に応えた。

　試合はフランスとのPK戦を制して36年ぶりの優勝を達成したW杯決勝と同じ先発11人でスタート。ボール保持率とシュート数で格下を圧倒しながらゴールが遠かったアルゼンチンだが、後半33分に途中出場のアルマダが先制点。メッシのゴールで突き放した。