鹿島がプレシーズンマッチでJ2水戸に“連敗”　岩政監督「なかなかうまくいっていない」

いばらきサッカーフェスティバル   水戸2―0鹿島 （ 2023年2月12日    ケーズデンキスタジアム水戸 ）

＜水戸・鹿島＞後半、2失点目を喫し、厳しい表情の植田（左）ら鹿島イレブン（撮影・木村　揚輔）
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　昨年に続いて鹿島がJ2水戸に敗れ、リーグ開幕に不安を残した。

　風上に立った前半は開始6分、立て続けに決定機を迎えるなど得点を予感させたが試合は無得点で推移。同26分、水戸のカウンターからDFラインの裏にスルーパスを出されて失点すると、後半12分にもスローインから失点を重ねた。自慢の攻撃力も水戸GK山口瑠伊の好セーブに阻まれて無得点。岩政大樹監督は「決定機が決まっていれば自分たちの（自信が）確信になったが、好転しなかった。なかなかうまくいかないなと思っている」と頭を抱えた。

　「新しい鹿島」を目指して昨年8月から出航した岩政丸だが、新シーズン開幕を前に暗礁に乗り上げている。　ここまでプレシーズンはJ2相手に1勝4敗と大きく負け越している。リーグ開幕まで1週間。試合後にはサポーターからブーイングが飛ぶなど、チーム状況に不安を覚える声は少なくない。岩政監督は「就任してから試合と同じような試合だなと感じる。立ち上がりは良い試合の入りができて、失点あたりからやり続けることができない。これをどうするかというのは勝ちきらないと問題は解決しない。具体策をちょっとはっきりしないといけないと思った」と危機感を募らせていた。