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札幌のレジェンド・砂川誠氏 今季からトップチーム新コーチ就任 タイトル獲得へ「力になりたい」

[ 2023年2月9日 05:03 ]

今季からトップチームの指導を行う砂川コーチ
Photo By スポニチ

 コンサドーレ札幌は8日、熊本・大津町運動公園球技場で2次キャンプをスタートさせた。スポニチ本紙評論家を務めてきた元コンサドーレ札幌MF砂川誠氏(45)が、今季からトップチームのコーチに就任。念願だったペトロヴィッチ監督の下での指導機会に恵まれ、キャンプで目を光らせている。新しい任務にかける思いを聞いた。(聞き手・青木 一平)

 ――本紙では昨年のシーズン中は評論活動をしなかった。紙面(北海道版)には1年前のキャンプ以来、久しぶりの登場。

 「アカデミーコーチの中でも、去年からU―18の担当という、トップチームにより近い場所での仕事になった。自分の中で試合の評論をすることが難しい気持ちになっていた。スポニチの読者の皆さまにはごあいさつが遅れてしまい、申し訳ありません」

 ――今季からトップチームのコーチとしてペトロヴィッチ監督を支えることになった。

 「ミシャさんの戦術、思考をより理解し、特に若手の選手のサポートやフォローに力を入れたいと思っている。そしてクラブの目標であるタイトル獲得、上位進出に少しでも力になりたい」

 ――役割をどのように考えているか。

 「現役時代に一緒にプレーした選手もいるので、自分に意見を言いやすいかもしれない。選手とスタッフ、選手とクラブの間に立つようなことも必要になるので頑張りたい」

 ――今季のキーマンを挙げるなら。

 「全ての選手に期待している。目標達成にはチーム内の競争は不可欠。ケガ人も必ず出てくるし、特定の選手がいないと勝てない状況だとタイトルには手が届かない。新加入選手や昨年出場機会が限られていた選手の成長が、チームの底上げやオプションとなる」

 ――ペトロヴィッチ監督とともにどんなサッカーを目指すか。

 「どんな相手にも自分たちのサッカーで立ち向かい、攻撃で相手を崩し、積極的なプレスで相手をパニックに陥れさせたい。どの試合でも安定的に強度の高いゲームができれば目標を達成できる。少しでもその力になれればいい」

 ――最後に読者にメッセージを。

 「トップチームのコーチに就任した砂川誠です。スポニチの評論家ではなくなりましたが、コーチとして取材を受け、また紙面に登場することもあるかもしれません。クラブ同様に引き続き温かい応援をよろしくお願いします!」

 ◇砂川 誠(すなかわ・まこと)1977年(昭52)8月10日生まれ、千葉県出身の45歳。市船橋から96年に柏に入団。03年に札幌に加入した。15年途中にJ3岐阜に移籍し、同年限りで現役引退。札幌でのリーグ戦415試合出場は、宮沢裕樹に抜かれるまでクラブ最多記録だった。J1通算119試合7得点、J2通算376試合34得点。18年から札幌のアカデミーコーチを務めた。

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2023年2月9日のニュース