×

香川真司 C大阪復帰決定 2・18J1初戦で“デビュー”も ホームで新潟戦

[ 2023年1月30日 04:00 ]

C大阪時代の香川真司
Photo By スポニチ

 元日本代表MF香川真司(33)がベルギー1部シントトロイデンを退団し、古巣のC大阪に12年半ぶりに復帰することが29日までに決まった。複数の関係者が明かした。2月上旬に合流する見通しで、今季開幕戦の同18日新潟戦(ヨドコウ)で復帰即公式戦デビューを飾る可能性も出てきた。C大阪の森島寛晃社長(50)は同日、キャンプ地の宮崎市内で対応。明言こそ避けたが、かつて自身と同じ背番号8をつけたクラブの宝を“歓迎”した。

 香川がC大阪に帰ってくる。複数の関係者によると、2月に入ってから復帰会見が開かれる予定。4日まで行われる宮崎キャンプには参加できないが、同月上旬ごろにチームに合流できる見通しだという。加入後のコンディション次第ながら、早ければ今季開幕戦となる同18日の新潟戦(ヨドコウ)で復帰即公式戦デビューを飾る可能性も出てきた。

 昨年11月に慢性的な痛みを抱えていた足を手術。リハビリを終えて22日のヘント戦でベンチ入りし、戦列に戻った。10年夏にC大阪からドイツ1部のドルトムントへ移籍し、イングランドのマンチェスターUなど6カ国でプレー。圧倒的な個の能力に加え、世界で培った経験も大きな財産だ。キャンプ地の宮崎で取材に応じた森島社長は、自身がJFLのヤンマー時代から17年間背負ってきた「8」を受け継ぎ、世界へと羽ばたいていったクラブの至宝を“歓迎”した。

 「勝者のメンタリティーを持っている素晴らしい選手。そういう選手の存在は(クラブにとって)大きい。何年か前からJリーグに帰ってくるなら(セレッソへ)という話はしていましたので」

 MF清武が今季から背番号を10から13に変更。香川がかつて背負った「8」に加え、現在の「10」も空き番にして、クラブは復帰を待ち続けてきた。高校時代に香川をスカウトし、今も良好な関係を築く小菊昭雄監督(47)が指揮を執っているのも好都合だ。クラブの悲願でもあるリーグ制覇へ、最強のピースが加わった。

 ◇香川 真司(かがわ・しんじ)1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の33歳。FCみやぎバルセロナから06年にC大阪入り。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUに移籍し、14年夏にドルトムントに復帰。19年1月トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍し、同年8月にスペイン2部サラゴサに完全移籍。21年1月にPAOK、22年1月にシントトロイデンに加入。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。

続きを表示

2023年1月30日のニュース