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新潟・MF三戸舜介 田中達也“後継”「2桁」で新エース名乗り

[ 2023年1月30日 04:30 ]

2月17日開幕 J1注目の新戦力

得意のドリブル突破で積極的にゴールを狙う新潟・三戸
Photo By スポニチ

 新潟にとって6年ぶりのJ1の舞台。新時代のエースに名乗りを上げたのがプロ3年目のMF三戸舜介(20)だ。「より強い気持ちを持ってやりたい。数字の面で結果を残したい」と17日から高知市で行われているキャンプでは、得意のドリブル突破に加え、積極的にゴールを狙う姿勢が目立つ。

 昨季は右鎖骨骨折などもあり24試合の出場にとどまったが、最終戦の町田戦で2ゴールを決めるなど6ゴール2アシストをマーク。5月にはJ2の月間MVPに輝いた。6月と11月には24年のパリ五輪を目指すU―21日本代表の海外遠征にも参加。さらにW杯カタール大会をテレビ観戦し「自分もW杯のピッチに立ちたいと強く思うようになった」という。J1で活躍し、パリ五輪出場だけでなくその先のA代表入りも虎視眈々(たんたん)と狙う。

 昨季から元日本代表の田中達也コーチが練習後に指導する“達さん塾”に入塾。パス&コントロールやシュート練習などを行っている。田中コーチは「スピードやクイックネスは強いものがある。1人で全員を抜くようなチャレンジを忘れないでほしい」と期待を込める。そしてA代表入りに向けては「結果でしょ」とハッパをかけた。

 田中コーチが新潟時代につけた背番号14を引き継いでいる。出身も同じ山口県の三戸は「今季は2桁得点を目指したい。そのためにスピードだけでなく、余裕を持った相手をいなす動きもしたい」。若さとスピードを武器に、まずは新潟をけん引する。

 ◇三戸 舜介(みと・しゅんすけ)2002年(平14)9月28日生まれ、山口県宇部市出身の20歳。JFAアカデミー福島U―18から特別指定選手を経て21年に新潟入り。昨季は24試合出場6得点。U―21日本代表として、U―23アジア杯ウズベキスタン大会に出場。1メートル64、60キロ。利き足は右。

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2023年1月30日のニュース