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岡山学芸館は“駒沢の奇跡”から、さらに上を目指す

[ 2022年12月29日 19:54 ]

第101回全国高校サッカー第2日・1回戦   岡山学芸館1―0帝京大可児 ( 2022年12月29日    駒沢 )

<1回戦 帝京大可児・岡山学芸館>後半、先制ゴールを決め喜ぶ岡山学芸館・福井(撮影・沢田 明徳)
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 岡山学芸館が帝京大可児に1―0で競り勝った。決勝点を決めたのは右サイドバックの福井槙(3年)で、後半4分の左CKから組み立て直した攻撃で、右からの折り返しを右足でゴール左隅に蹴り込んだ。

 「こぼれ球を予測して一番いいところに流れてきた」と福井。1年時は攻撃的なポジションでプレーしていたとあって「ゴール前だったりヘディングだったり、得点の自信はあります」と訴える。

 背筋を鍛え、昨年から飛距離が5メートル以上増したというロングスローでチャンスメークでも貢献。「クロスやロングスローとか右サイドから起点をつくれたらいいなと思っていた。惜しい場面はいっぱいあったので、次の試合でセットプレーから点を決められたら」と力を込める。

 5回目の出場となるチームはこれまで駒沢会場では3試合で白星なし。高原良明監督はW杯カタール大会での日本代表に触れ「“ドーハの悲劇”が“ドーハの奇跡”になったように、それを目指そうと話していた」と4戦目の勝利を喜んだ。

 31日の2回戦は同じ駒沢で鹿島学園と対戦。福井は「相手も1回戦を勝ち上がってきて絶対、力がある。いつも通りの自分たちのプレーをしたら、いい試合ができると思う。チーム一丸となって戦っていきたい」と意気込んだ。

 日本代表もドーハで2勝。夏の全国高校総体は2年連続8強に入ったチームは、さらに上を見据えている。

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