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フランスがモロッコを破って2大会連続の決勝進出 FWエムバペは不発も2得点に絡む活躍でチームをけん引

[ 2022年12月15日 05:58 ]

<フランス・モロッコ>前半、ゴールを決めたT・エルナンデス(左)を祝福するエムバペ(撮影・小海途 良幹)
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 史上3チーム目の2連覇を目指すFIFAランク4位のフランスは14日(日本時間15日)、準決勝で同22のモロッコと対戦し、2―0で勝利した。2大会連続で決勝に進むのは、98年フランス大会と02年日韓大会のブラジル以来。18日(同19日)の決勝で“神の子”メッシを擁する同3位のアルゼンチンと世界一の座をかけて激突する。

 王者フランスがここまで5試合1失点の「赤い壁」を攻略した。前半5分、横幅を使った展開から急所を突く縦パスでスピードアップ。抜け出したFWグリーズマンからパスを受けたFWムバペのシュートは相手DFにブロックされたが、DFのT・エルナンデスが詰めて左足のボレーで仕留めた。

 「モロッコの試合は全て分析した。今大会で最も堅い守備を誇るチームなので、それを崩して得点したい」。前日会見でデシャン監督が話したように、ピッチに張り巡らされた守備網の隙を突いて先制した。しかし、その後はチャンスこそ作ったが、全て単発だった。FIFAのデータプラットフォームによると90分間でシュート17本のうち枠内は2本。さらにボール保持率は40%を下回った。

 ただ、そんな流れをエースが変えた。後半34分、ペナルティーエリア内の左でリターンパスをもらうと、まるでダンスでも踊るように一人、二人と対峙(たいじ)したマークをかわしたうえで3選手を引きつけてシュート。これは相手に当たったが、こぼれ球をFWコロムアニが詰めてリードを2点に広げた。

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