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J2甲府 天皇杯VでもACLは本拠で試合できない? 佐久間社長「国立や松本の開催も選択肢に」

[ 2022年10月12日 15:35 ]

JITリサイクルインクスタジアム
Photo By スポニチ

 クラブ史上初の天皇杯決勝(16日、日産ス)に進出したJ2甲府に“ACLスタジアム問題”が浮上している。現在、ホームとして使用しているJITリサイクルインクスタジアム(JITスタ)はアジアサッカー連盟(AFC)のスタジアム基準を満たしておらず、甲府が優勝してACLに出場する場合は代替地を確保する必要がある。12日、山梨県内で記者会見した佐久間悟社長は「個人的に考えると味スタが一番良いが、FC東京や東京Vのホームでもあり、日程調整も難しい。(優勝した場合は)国立や松本の開催も選択肢に入れないといけない」と語った。

 AFCの基準では、ACLを開催するスタジアムは背もたれ付の観客席が5000席以上が必要など厳格に定められている。1万7000人収容のJITスタはベンチシートタイプのため、AFC基準を満たしていない。

 2014年に記録的大雪に見舞われ、中銀スタ(当時)でJ1開幕戦が開催困難となった際には国立競技場で代替開催したほか、松本でホームゲームを開催した例もある。佐久間社長は「観客の観戦の環境や移動距離、使用料など経営的なことも考えながら、出場権を勝ち得た後にJリーグ事務局と話し合いたい」と見通しを語った。

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2022年10月12日のニュース