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ソシエダ・久保は今季ゴール量産の期待大 指揮官“発掘”2トップで即結果

[ 2022年8月16日 04:30 ]

スペイン1部   Rソシエダード1-0カディス ( 2022年8月14日 )

カディス戦の前半、ゴールを決め歓声に応えるRソシエダードの久保(手前右)=共同
Photo By 共同

 【川本治 視点】Rソシエダードの久保は2トップの一角に入ったが、このシステムによく合っていた。ゴールは右からのクロスを左足でトラップし、右足で決めたが、止めた位置が抜群で、GKを見ながら余裕を持ってシュートを打っていた。FWの経験はあまりないが、相手守備ラインの裏への飛び出しもよく、シュート力があるので持ち味が出せる。味方からパスもよく引き出せていて、今季はゴールも期待できると思う。

 この試合で久保はCKも任されていた。右足でクロスを入れたり、自陣深くまで守備で戻るなど、昨季までとはずいぶん変わっていた。新しい挑戦で成長できる。久保のゴールで開幕戦に勝ったことで監督やチームメートの信頼も得られるだろう。

 日本代表は1トップなのでこのポジションはないが、久保自身の調子がよければMFとして出場するチャンスがあるし、森保監督がオプションとして2トップを考えるかもしれない。堂安や鎌田もゴールを決めて競争は激しくなっているが、久保にとっても日本代表にとっても大きな収穫となるゴールだった。(スポニチ本紙評論家、元ジェフ市原強化部長)

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