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板倉滉 独1部・ボルシアMG移籍正式決定 代表での主戦場「CB」だけでなくボランチとしても期待

[ 2022年7月4日 05:10 ]

板倉の加入を発表したボルシアMGのインスタグラム

 日本代表DF板倉滉(25)がドイツ1部ボルシア・メンヘングラッドバッハ(MG)に移籍することが2日、発表された。保有権を持っていたイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーから4年契約で完全移籍。背番号は3に決まった。W杯カタール大会(11月21日開幕)を控え、新天地で飛躍への一歩を踏み出す。

 注目を集めていた板倉の移籍先は、ドイツ1部で優勝5回の古豪に落ち着いた。昨季期限付き移籍した2部シャルケで31試合4得点を記録し、1部復帰を支えた実績を背景に、Eフランクフルトやホッフェンハイムなどが獲得に動いていたが、本命とされていたボルシアMGで決着。地元メディアは移籍金500万ユーロ(約7億500万円)に出来高で最高75万ユーロ(約1億500万円)が支払われると報じた。

 板倉は自身のSNSで新たなユニホーム姿やメディカルチェックを受ける際の動画をアップ。「必要としてくれるチームに行きたい」と話していた新天地が決まり、契約後の笑顔に満足感が漂った。

 ビルクス・スポーツディレクターは板倉を「とても強度が強いランナー。6番(ボランチ)を含め、さまざまな守備のポジションでプレーが可能な戦術的に規律がある選手」と高評価。ビルト紙は「試合を組み立てる守備的MFの中心選手。切望されていた6番を手に入れた」とボランチでの起用を予想した。

 最近の日本代表ではセンターバックが主戦場だが、シャルケでは終盤戦にかけてボランチで活躍。代表でも6月2日のパラグアイ戦は中盤の底に入った。本人は「もっとできた」と課題を口にしたが、日常的に中盤の一角でプレーの幅を広げれば日本代表にも追い風となる。持ち味のビルドアップをさらに磨き、1メートル86の長身を中盤で生かすことができれば、空中戦の強化にもつながる。

 ドイツ2部の1年を「やったことがないデカくて強い相手と対戦できた。そういうところでの強さは出ている」と振り返った板倉。1ランク上の1部でW杯開幕までに、さらにスケールアップする。

 ◇板倉 滉(いたくら・こう)1997年(平9)1月27日生まれ、横浜市出身の25歳。小学4年時に川崎Fの下部組織に加入。15年にトップチーム昇格。18年に仙台に期限付き移籍し、19年にマンチェスターCに完全移籍。20~21年シーズンはオランダ1部フローニンゲンに期限付き移籍し、全34試合にフル出場してクラブの年間最優秀選手に選出された。昨季はドイツ2部シャルケに期限付き移籍。日本代表は通算12試合出場1得点。1メートル86、75キロ。利き足は右。

 ◇ボルシアMG 1900年創設。本拠地はドイツ西部のメンヘングラッドバッハ。西ドイツ代表DFフォクツらを擁し、70年代にリーグを5度制覇した実績を誇る。ほかにUEFA杯(現欧州リーグ)優勝2回、ドイツ杯制覇3回など。11~12年にFW大津祐樹(現磐田)が所属。スタジアムは約5万4000人収容のボルシア・パルク。

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