南野　仏1部モナコが獲得正式発表　「新たな環境で全力を尽くすことを楽しみ」

モナコ入りが発表された南野拓実（AP）
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　フランス1部の強豪モナコは28日、リバプールから日本代表FW南野拓実（27）を獲得したと発表した。26年6月までの4年契約。現地報道によると移籍金は出来高を含めて総額1800万ユーロ（約26億円）で、日本人選手歴代4位となる。

　ついに正式決定した新天地に懸ける決意と喜びが表れていた。南野はクラブを通じ「素晴らしい伝統を誇り、フランス1部で最もよく知られているクラブの一つであるモナコに加入できてうれしく思う」とした上で「新たな環境でチームを助けるために全力を尽くすことを楽しみにしている」とコメントした。

　モナコはFWエムバペ（パリSG）、MFチュアメニ（Rマドリード）ら才能ある若手を積極的に起用してきたクラブ。争奪戦の末に獲得した南野に、ミッチェル・スポーツディレクターは“ベテラン”としての期待を寄せた。「欧州カップ戦など最高レベルで経験を積み、多くのタイトルを獲得してきた」とザルツブルクとリバプールでの実績を評価。「日本代表の中心で、多くの位置でプレーできる。若いチームの成長と目標達成の助けになってくれると確信している」と主力として若手をけん引できる選手との認識を示した。

　モナコは21～22年リーグ3位で22～23年の欧州CLは予選3回戦から出場。本大会出場権獲得が、南野の最初のミッションとなる。